スービック政府機関インターンシップ体験談 vol.1

今年8月にSBMA(Subic Bay Metropolitan Authority)でインターンシップをしていた森洋平です。

iYES Language Schoolを選んだ理由

実は私は元横浜市役所勤務で現在はイギリスの大学院に在籍中です。
将来のことを見据えて海外の政府機関へのインターンを希望していましたが、なかなか見つからず…そんなとき、留学情報サイトでiYES Language School(以下iYES)を見つけました。
iYESはアジアでは唯一の政府機関にコネクションを持っている学校でした。
また、大学2年から3年までアメリカ留学していた経験があるので、フィリピンの公用語が英語というのも決め手になりました。

この日記でインターン生活を紹介して、私と同じようにフィリピンでのインターンを検討している人の参考になればと思います。

スービック政府機関インターン日記

2018/08/10「SBMAの最高議決機関に参加」

さて今日は、SBMAの最高議決機関であるThe Board of Meetingに出て来ました。 出席者が会議中に立ち歩いたり、議長がスマホをいじってたり、なぜか”おやつ”が出たりと日本の役所ではありえないことばかりで、かなり衝撃を受けました。 こんな感じでもしっかり決めることは決まったみたいなのでとても不思議です。 この様なカルチャーギャップにめげずにこの1ヶ月間でできるだけ色々なことを吸収したいと思います。

2018/08/11「オロンガポ市役所で市長と初対面!」

今日は仕事をしているオフィスを離れてスービックベイに隣接しているオロンガポ市に行って来ました。
スービックベイは主に経済特区として企業用地ばかりがありますが、オロンガポ市はフィリピンのローカルの人が実際に居住しているところでリアルな市民生活を見ることができます。
SMBAの職員の方も多くがオロンガポから通勤しています。写真をみればわかると思いますが、まさに私たちが普段思っているフィリピンのイメージそのものだと思います。
訪問したのはオロンガポ市役所、裁判所など。もしかしたら市長に会えるということだったのですが、あいにく市長は不在。代わりに“パネル市長”と写真撮影。
しかし、同日夜に行われたパーティーでなんと本物の市長とお会いすることができました。ラッキー!
パネルの通り素敵な笑顔で写真撮影に応じてくれました。

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2018/08/13「災害級の豪雨に”出勤しない勇気”」

今日は本来SBMAへの出勤日だったのですが、なんと週末から降り続いている災害級の激しい雷雨の影響でほぼ全職員の出勤が免除になりました。
SBMAのトップである議長が決断をして早朝に全職員にメールで通知をしたものですが、この決断力と決断の早さには本当にただただ脱帽でした。
日本では公務員は災害の時こそ出勤しなければならないという泣きたくなる不文律があります。
しかし、SMBAの議長はいわゆる災害時(実際に災害は起こっていませんが)には職員の安全が優先するという考えを持ち、いわゆる「出勤しない勇気」を持てと職員に示したのです。
これは地震が起こっても、台風が来ても、槍が降ろうとも、ゴジラが来ても何が何でも出勤しようとする日本人労働者が絶対に学ぶべきことだと思います。
この様な“気づき”を得られたのもスービックでインターンシップを行う機会をいただいたからだと思っています。

写真は金曜日の帰宅途中に雨に難儀する私の様子を写真大好きなフィリピン人の同僚が撮影したものです。

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<つづく>

MEMO
SBMA … Subic Bay Metropolitan Authorityの略。
スービック湾都市開発庁。都市開発を行う行政機関を指します。
森さんはSBMAの職員(会社でいうところの役員クラス)のサポート業務を行っていました。