アラフィフ ご褒美英語学習の旅
12月、日本が寒くなって来た頃、頑張った1年間のご褒美も兼ねて常夏のフィリピンで2週間程、英語学習をし、初めてのマニラ観光を楽しみました。フィリピンでの英語学習は3回目で、今回の学校選びのポイントは、学校からビーチまで歩いて行ける事、大規模校より小規模校の方が面倒見がいいという経験があったので小規模校である事、英語レッスンが充実している事、この3点でした。この条件を満たしていてHPの雰囲気が良かったのでスービックのiYESに決めました。
スービックは、元米軍海軍基地が在った塀に囲まれた出島のような場所で、現在は経済特区(Subic Bay Freeport Zone:SBFZ)となっており、街の雰囲気は半分アメリカで、他のフィリピンの街と随分違うような気がします。歩いて橋を渡るとオロンガポという街になり、こちらはジプニーやトライシクルが走り、ゴミゴミとして活気溢れるいわゆるフィリピンの街です。オロンガポの街にもマーケットに買い物に行ったり、夜、お酒を飲みに行ったりしました。スービックは、安全できれいなSBFZとオロンガポの二つの雰囲気を楽しめる一度で二度美味しい場所だと思います。
私は、英語学習の後にマニラの友人を訪ねようと思っていましたので、スービックに近いクラーク空港ではなくマニラ空港からフィリピンに入りました。日本から4時間です。日本は既にコートを着込む気温でしたが、マニラ空港の到着ゲートに着くなり「夏」でした。寒いのが苦手なので、暖かいというだけで嬉しくなりました。iYESに車で迎えに来てもらいスービックに移動し、今回の英語学習の旅が始まりました!
次の日は、土曜日で学校はありませんでしたが、オーナーの中沢さんに誘って頂いて先輩生徒さんとMagic Lagoonという湖に面したお洒落なカフェバーでランチを頂きました。「お昼ですが、お酒はどうされますか?」と聞かれ、「ビールで!」と即答しました。お店の雰囲気もいいし、お食事もビールもとても美味しかったです。その後、先輩生徒さんの案内でビーチに行って、きれいな夕焼けを見ました。日曜日の早朝は、ビーチで朝ヨガをして本を読みました。その日はあまり暑くなくて、午前中は歩いてお散歩をするのに最適でした。午後は、スタバも入っているHarbor Pointというショッピングセンターを見て回って、映画を観て、朝食用の焼き立てパンやマンゴー、パパイヤなどのフルーツ、夕食用に鳥の丸焼きを買って帰りました。鳥の丸焼きは、私のお部屋で先輩生徒さんと一緒にビールを飲みながら美味しく頂きました。フィリピンは、食べ物の話を書くと切りがなくなる程、何を食べても美味しいです。フルーツはもちろん、パンや甘いデザート、肉や魚介類を使った料理も沢山あり、とってもリーゾナブルなお値段で外食も楽しめます。
月曜日からレッスンが始まりました。私が英語に関して一番練習が必要なのは会話力なので、1日のレッスンを全てワンツーマンの会話レッスンにしてもらいました。One to Oneという自由会話とUniversity Student Discussionというテキストを使用した2種類のレッスンになりました。一コマ50分で、午前に3コマ、午後に4コマの一日7コマでしたので、単純計算でも1日6時間、話しまくりであっという間に時間が過ぎました。米国の影響が強く残るスービックという土地柄もあるのか先生方の英語の発音は綺麗で聞きやすく、何より、色んなタイプの先生がいらして、それが楽しかったです。ある先生はとてもジョークが上手で話していて楽しい、ある先生は結構真面目で仮定法をきっちり教えて下さったり、若い女子の先生とはファッションや食べ物の話で盛り上がり、という感じです。どの先生も熱心で親切で教える事に飽きていないという感じ、先生の評価シートもあり英語教授に関して真剣に取り組んでいらっしゃるのを感じました。授業が終わると毎日、他の生徒さんたちとビールを飲みに出かけていました。お勉強の後のビールの美味しい事!フィリピンでは、コンビニの店先にテーブルが置いてあって、そこで買ったものを飲み食べする事ができます。外食の合間のこんな飲み方も楽しかったです。
爪切りを忘れたので先生にネイルサロンを教えてもらいました。150ぺソ(320円)とは思えないクオリティの高さ!
先生に連れていってもらったバナナの葉をお皿にした伝統料理。手で食べるのが楽しいです。
2回目の週末は、iYESの日本語教室へのゲスト参加とビーチでした。私は日本語教師養成講座に通っていて日本語教授法を勉強中でしたので、土曜日の日本語教室に参加してゲームを一つさせて頂きました。フィリピンあるあるですが、とにかく明るい人が多いので、生徒さん達は大の大人にも関わらず、ゲームは大盛り上がりでした。次の日は、この日本語教室のクリスマスビーチパーティに中沢さんや他の生徒さん達と一緒にお誘い頂いて、ビーチで遊びました。生徒さん達が用意して下さった手作りのフィリピン料理はとても美味しくて、ここでは書ききれませんがビーチでも、初のバロット体験など色々あって、とても楽しい休日になりました。
2週目はあっという間に過ぎてしまいました。2週目の木曜日ぐらいから、やっと英語を話すことに口回りの筋肉が慣れて来た所だったので、もっと英語の勉強もしたいし、スービックにも長く暮らしていたいなぁと思いました。iYESから提供して頂いた宿舎は、2部屋できちんとしたキッチン、シャワー室がある自活できる場所で、出たごみは廊下にだしておけば毎日回収があり、お鍋や食器も揃っていて自炊が可能でした。(朝食に使用したのみでしたが)飲料水もタンクに入って2週間では使いきれない量をお部屋に持って来て頂いて50ペソ(110円)でした。ちょっとした心遣いですが、毎日ペットボトルの飲料水を購入する事を思うと、とても有難かったです。そのお水を電子ケトルで沸かして、毎日、日本から持参したドリップコーヒーを淹れていました。私は、日本では肩凝りがひどく、ヨガなどもやっていますが、フィリピンは暖かくて、異国という事でリラックスできるのか何故か肩凝りも感じません。とにかく楽しかったです!
お部屋は校舎内にあって、休憩時間や忘れ物をした時にすぐに帰れてとっても便利でした
海外での英語学習に関して日本語を使いたくないので日本人が少ない学校がいいという事がありますが、フィリピンに関しては100%日本人でもマンツーマンの授業がとれるので全く関係ないと思います。私は、日本でTOEIC対策講座に入って「TOEIC受けられた事がありますか?」と聞かれたりすると、隣の若い生徒さんを見て、「私はあなたが生まれる前からTOEIC受けてるわ」と心の中でつぶやくほど長い間英語学習をしています。アメリカやニュージーランドで英語学校に通っていた事もありますが、私にはフィリピンが英語を学習するのにベストな場所でした。グループレッスンに向いていなくて、まず、60分の授業でも6人のグループレッスンだと一人の持ち時間はわずか10分ですので、時間効率が悪く、せっかく海外にまで来ているのに、ただ座って聞いている時間が勿体ないと感じてしまいます。次に、グループレッスンでは他の生徒さんが気になり、レベル差、発言時間などへの配慮が生じて、思いっきりレッスンを受けれなかったりする事がありました。それが、ワンツーマンですと気兼ねなく自分の為だけのレッスンとなります。iYESのキャッチコピーは、「顔の見える語学学校」ですが、本当に個人の希望に合わせてレッスンをコーディネートされていたように思います。私が滞在中もゴルフ中心の生徒さん、仕事が忙しく滞在期間が短いので週末も勉強されていた生徒さん、朝、バスケットをしたいという生徒さん、夜クラスの駐在員の生徒さんなど色々いらっしゃっいました。入学が決まるとWebでの面談があるので、フィリピンに来る前に希望を伝えたり、確認ができたりするのも安心でした。
オロンガポのマーケットでお買い物。
歌手でもある先生のステージを観に行きました。コスモポリタンも美味しかった!
映画好きの私は、フィリピンで毎回映画を観ます。
今回、マニラへの移動はオロンガポからの長距離バス、ビクトリーライナーを利用しました。出発当日、中沢さんが車でオロンガポのバスターミナルまで送って下さいました。本当に名残惜しかったです。2週間って、日本にいるとアッという間ですが、フィリピンに来ると毎回、色々な出会いがあり、色々な経験ができます。安近短で時差も少なく、食べ物も美味しくて、人も明るい、フィリピンは大好きな国です。特にスービックは、治安がいいという事もあり、本当に快適でした。今度は、もう少し長く滞在したいと思います。