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iYES での体験談

体験談,

慶應義塾大学理工学研究科 総合デザイン工学専攻

石川 創一郎さん

 
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iYes で過ごした二週間は実に、「量と質」揃った濃密な時間でした。他の学校ではこのような体験はできなかったと、 断言することができます。
まず初めに自己紹介させていただくと
・ 大学院2年生(23歳)、バイト以外の職務経験なし、海外旅行は好き

・ TOEIC645, TOEFL64 点
・ Skype英会話経験あり(1年ほど、かなり休みがち)
・ 春から働き始めるため、スピーキング能力を向上させるのが目的 ・ CABSプログラムを体験
・ 一人で参加、全て One to One での授業
・ 留学体験は初めて
・ この留学後1週間後にアメリカに10日間旅行 このような人間が書いている体験談だと思ってください。

 

◆iYes の授業全般について

iYes はチームレッスンと、One to One の授業とにわかれています。

レッスンで使うテキストですが、いわゆる日本式のテキストではありませんので、初めはかなりとっつきにくい印象を受け ました。だんだんと慣れていきますが。iYes のテキストはもう完全にビジネス寄りのテキストで、「ビジネス上でこういう 状況になった時に使えるフレーズ」が出てきて、実際にそれを使ってみましょう、というものです。(例えば「Interrupting」という授業では、如何にスピーチを無難に遮るかというところに力点を置いて、ケースバイケースのフ レーズ集が出てきます。) ただビデオなどはないので、ちょっと状況の理解に時間がかかるという印象がありましたが、 そこで One to One の授業で補習を行うことが何回かあり、これが理解度の向上に大きく役に立ちます。私は時制 が不得意だったので One to One の授業で何度も確認しました。テキストでの大きな不満は、「宿題」です。宿題 がほとんど出ないので、先生が自主的に出さない限り復習が難しいです。自分の裁量に任されてしまいます。この辺 は最初の方に先生に相談するといいと思います。

 

One to One の授業は割と自由度があり、基本的には「先生が行いたい」あるいは「先生が行うべきと判断した」授 業が行われます。例えば前述のチームレッスンの補習が行われることもあれば、学校の周囲にある「オロンガポ」という 地区の歴史について先生が語る授業もあれば、日本人がもつ宗教観について聞かれる授業もあり、この授業では 答えるのに苦慮した覚えがあります(笑) 一方で発音やアクセントなどのスピーキングに関する授業や、前置詞や接 続詞・時制などの真面目な文法の授業を行うこともあります。この辺りは先生のセンスによるところが大きいですが、 こちらがリクエストすれば積極的に答えてもらえます。たまに外で授業することもあり、とても風が気持ちいいです。(白板がないので文法の授業はできませんけど)

授業ですが、午前・昼ご飯休憩・午後に休憩が 1 時間あるにも関わらず、非常に疲れます。特に One to One は 喋りっぱなしなので脳も口もつかれます。iYes は他の語学学校と違い、自習強制がほとんどありません。一部の人は 物足りなく思うかもしれません。(私がそうでした) しかしオンオフ切り替えて平日も授業後は遊びたいという人なら、 素晴らしく合っていると思います。 留学生活の最後に、プレゼンをします。学んできたこと、やった遊び、週末のアクティビティ全てです。どれだけ面白お かしく、そして習ったスキルを使ったプレゼンができるかが問われているような気がしました。(気のせいでしょうか)

 

◆講師について

講師の質はかなり高い印象をうけました。 私はてっきり、「英語が上手いフィリピン人」が英語を喋りに来るのだなと思っていましたが、彼らはちゃんと「英語教師」 でした。「教える」ことに対してきちんとトレーニングされている印象を受けました。(ただ教え方と技量にバラつきがある のは否めませんが。) フィリピン人はフレンドリーという話を聞いていましたが、本当にそうでした。昼飯を誘ってきたり、世間話から夢の話ま で色々と話をしました。私は人見知りなので正直な所、少し鬱陶しかったです(笑) 後半少し悟ったのか、誘いなど は穏やかになりましたけど。 喋るスピードは「かなり遅い」でした。僕のリスニング能力に合わせてくれたのだと思いますが、一週間後に行ったアメリ カに比べると 1.5 倍くらい遅く感じました。発音はいいと思います。ですのでネイティブに対してのリスニング能力とい う点では若干及ばないかなという印象があります。この辺は先生に予め言っておく必要ありだと思います。

 

◆フィリピン、SBMA という場所について

フィリピンはタガログ語などを主言語とする国ですが、アメリカ統治下にあった影響で中学校以上はほとんどの授業を 英語でしています。なので英語が通じます。しかし現地人の英語は非常に汚いですし、一部の人は日本人レベルし か喋れないので現地人とのコミュニケーションで英語を伸ばすことは難しいでしょう。(マニラで話した女の子は私より英 語が下手だった……) 物価は日本より少し安いくらいです。

 

SBMA は iYes があるところで、島になっています。マニラ国際空港から 2~3 時間車で移動しなければなりません。というわけで、立地はセブ島などに比べると劣る印象です。しかし、非常に安全です。SBMA 内に居るのなら犯罪は ほとんど起こらないと考えていいと思います。SBMA 内で生活を完結させることができます。

 

◆生活

平日の朝昼晩は食事が用意されています。朝はパンが多いですが、時々Jolibee(フィリピン版マック)だったり、スタッ フが朝飯を作ってくれたり、です。実はスタッフが作ってくれたフィリピン料理が一番うまかったです。 昼と夜は弁当が出ます。僕は夜飯が物足りないので、弁当を食べたあと外食しに行ってました。スタッフや先生はや たらと外で食べるのを勧めてきますが、昼飯の時間は 1 時間しかないのであまり外で食べるのは現実的ではない、と 思います。(もちろん不可ではない)
iYes はホテルの一角にあり、生徒はホテルに滞在します。私は一人部屋だったので非常に快適でした(もちろんハウ スキーピングあり) 。風呂はシャワーのみで、お湯は出るものの水圧は日本人に物足りないと思います。しかし耐えら れないほどではないです。冷蔵庫・ドライヤー完備、有料のランドリーサービスあり。ホテルの近くに何故かライブ会場 があり、夜中少しうるさいかも知れません。しかし問題になるレベルではないと思います、めっちゃ疲れてるので。

 

◆週末の生活、SBMA の外

週末は授業がありません。そこでまあ色々とアクティビティに出かけたくなると思います。(というか最後のプレゼンのネタ 作りのためにも、出かけたほうがいいです)
SBMA 内だけでもアクティビティはかなりあります。シュノーケリング・マッサージ・ジェットスキーやスカイボード(“水圧で 空をとぶ”やつです)、Pier one というライブハウス兼レストラン、ナイトライフなら KTV というものもあります。(詳しくは 調べてください) 車が必要ですが、きれいなビーチに行くことができます。ここのビーチは海岸すぐ近くまで魚が泳いでるのを見ることがで きますし(魚は全く逃げない)、近くにイルカショーを見ることができる施設もあります。
学校から徒歩 10 分くらいで、SBMA から出ることができ、Olongapo というところに行くことができます。ここはかなり 「フィリピンっぽい」所です。人がごみごみしています。

 

◆CABS について
CABS は更に実践的なプログラムです。スタッフと生徒が役になりきって、実際の仕事が行われるのと同じように、ロ ールプレイしていきます。私は学生なので、ちょっと視点が甘いと思いますがご容赦ください。しかしはっきり言って、このプログラムはオススメです(笑)

 

このプログラム内では「アメリカ大手ファストフード店が、日本に進出してくる時に日本の広告代理店(博●堂)にマー ケティングを依頼した」という設定で行われました。この設定はいくつかあるようです。私は日本の広告代理店勤務の サラリーマンという設定で、日本語しか喋れない上司、ファストフード店マーケティング担当社員など数名が登場しま す。 このプログラム内では、今まで学習した全てのケーススタディが出てきます。まさに実践編。よく工夫されているな、と 改めて思います。ミーティングの段取りはメールでするのですが、これも授業内である程度やる内容ですし、ミーティン グで発言を遮ったり、脱線した話を元に戻したり、結論を急いだり……。頭がフル回転するのを感じました。 欠点としては、先生にビジネス経験がないので、話の内容が甘々なこと。(通常仕事では予算が一番問題になると 思いますが、予算の話はほとんど出なかった。まあ英語の授業なので、大した問題では無いですが。) あと事前にある程度の準備をしておく必要がありますので、ちょっと自分の時間が削られます。(例えば東京に支店を作りたい、と いう場合、東京のどの場所がいいか、地価を調べたり……といった感じで) そして、とにかくしんどいです。休み時間 はほとんどあって無いようなものでした。調べたり資料作ったりメール打ったりで。あとスライド作りの間は英語の勉強 という感じではなかったので、損した気分になります。

 

しかし、この CABS というプログラムは二日間で、通常の授業一週間分くらいの密度を感じました。斬新だったのが、 日本語しか喋れない上司への通訳。通訳ってこんなに難しいのか、と改めて感じさせられました。本当は、このスタッ フは英語がしゃべれるので、逐次訂正してくれるのもありがたいです。自分が如何に英語を中途半端に理解してい たか、をまざまざと突きつけられます(笑) 逆に CABS プログラムがなかった場合を考えたほうが恐ろしいというくらい です。

 

◆二週間留学の結果

アメリカ(ロス・ラスベガス・サンディエゴ)で実践してきました。

二週間という短い間でしたが、スピーキングに対しては「それなりの」実感はあります。まず外国人にしゃべりかける恐 れがかなり薄れたのが大きいです。短い、簡単なフレーズならすぐに出てくるようにはなりました。単語は留学中ほとん ど勉強してませんでしたが、なぜか語彙力は上がりました。小話くらいはできるようになりましたし。「R と L」の発音分 けも以前よりできるようになったと思います。友達からは、「さすがに留学行っただけはある」との評価を頂きました。 リスニングですが、前述のようにネイティブについていくのはやはり難しいと感じます。ただこれも少し伸びたような気はし ます(ボディーランゲージへの理解力は格段に上がった気がする……)。ただ伸びはスピーキングほどではないので、まだまだ修行が必要そうです。

 

ライティング・リーディングはほとんどやっていません。ただメール作りに関しては CABS で少しやったので、若干力がつい たかなというレベルです。